ヘルスリテラシー
慢性疾患の予防とともにそれらと長く付き合っていくことが必要な時代と言われています。
しかしながら、感染症のような治癒が望める急性疾患が日本でもこんなに蔓延するとは・・。
健康な状態を保つためにヘルスリテラシーの向上が大切と言われています。
ヘルスリテラシーとは、情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識。
健康のための意思決定に必要な情報を活用する力。それによって、日常生活における健康度を高め、疾病の予防をする。個人の力だけでなく、家庭、地域、職場、学校、行政、メディアなどによるサポーティブな環境との相互作用で形成される資源であり、個人や社会を変化させる資源となる。
(参考:健康への力の探求 戸ケ里泰典、中山和弘)
残念ながら、日本人のヘルスリテラシーはアジアの中で低い状況といわれています。
ヘルスリテラシーが低いと思った瞬間のいくつかです。
● 電車に乗っていた時のこと。座席に腰かけていた、ややふくよかなギターをもった男性が 素手で おにぎりを食べていました。(この時期にこれやる?)
● 若い女性。 電車の座席でこんこんとせき。素手で遮っていました。すかさず隣に座っていたマス クをした女性が席を立っていきました。
(かぜ症状なら、なぜ、厚手のハンカチやタオルで口をふさがない?咳エチケット!)
● 八百屋さんの高齢の店主が、マスクがないと開き直っていました。レジにて野菜を袋に入れるのに 指をなめて袋の口を広げていました。
(マスクがなければ手ぬぐいでも良いと思います。なめるという行為は問題外。)
● トイレットペーパーの棚の前でたたずんでいる高齢の女性がいました。最上段の棚に「トイレにも 最適」と書かれた800枚入りの紙の束がいくつも置いてありました。「これトイレットペーパー の代わりになりますよ」ととってあげました。「見えなかった。ありがとう」といって購入されて いきました。(本当に弱いところにしわ寄せがいくというのを実感しました。)
コロナウイルス感染予防として、次のことを実行しております。
1. 施術前の手洗い 施術中のマスク着用(通常通り)
2. シーツ、掛布団カバー、枕カバー、使用する手ぬぐい、タオル、患者ごとに交換(通常通り)
3. トイレのタオル 患者ごとに交換(通常通り)
4. 体には直接触れない。すべて衣服および手ぬぐい越しの施術とする。
(通常、顔面、頚部は直接です。)
5.ドアノブのアルコール消毒
コロナウイルスが、早く収束に向かうことを願うばかりです。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。ご家族は、大切な人を失った悲しみとともに、御心労も大きいかと思います。濃厚接触者ともなるわけですから、ご葬儀もままならないのではないかと、ニュースを聞くたびに思うことです。
医療従事者などでなければ、バンダナ ハンカチ 手ぬぐいなど十分マスクの代用になるのではないかと思います。できる限りの事をして乗り切りましょう。